日本とフランス働き方の違い - トリコロールの日々

同僚エロディに注意されまくる日々です。

最近気付いたんですが、彼女は決して意地悪では無いけど細かいタイプ…つまりお局さんタイプなんです(￣▽￣)b

そういう人、大学時代のバイト先にもいたなぁと思い出していました。

2つ上のその先輩にも仕事面では店長以上に逐一注意されましたが慣れれば普通に良い人だったし、後から入った新人の子も同じように注意されていてその子が「私〇〇さんに嫌われてるのかな」と落ち込んでいた時、そうではない確信もありました。

それを思い出してからは私の中でエロディもその先輩と同じ種類の人間にカテゴライズされ、すこーし気が楽になりました。

ちなみに私が掃除をすれば、「汚れが残っている」と拭きに戻り、モップがけをすれば「昨日あなたが掃除した時バケツの水冷たかったわよお湯じゃないとダメ」とか、纏めて洗い物しようとマカロンケースを一瞬洗い場に置いたら「ちょっと！あれは何！？どうしてあんな所に置いてるの！？」と遠くから呼ばれます(笑)

ケーキが少し潰れてたりしたら「あなたこれは何？」とか聞くし(いや私じゃないですよ！笑)

何をしても注意されてエロディ難しい〜〜(*_*)とは思うけど、嫌いでは無いです。

別にその後引きずった態度は取らないし仕事の後は普通なのが良い。たまーに笑顔で普通に話してくれる。スラーとしてツンとした典型的フランス女子ですね。そしてなんだかんだ働き者です。

とゆうか私の職場はみんな働き者！
フランス人働かないなんて誰が言ったんでしょう？？
この職場が特別かもしれないけど、驚く程細かく仕事のルールがあって最早リトルジャポンです。

ただでさえ毎日めちゃくちゃ掃除しますが、週一でお菓子の棚からストックの棚から中身を全部出して掃除するし日曜日はショーケースも全部内部まで開いて掃除です。

いつでも濡れたフキンで拭いたらすぐ乾いたフキンで拭いて水分を取る。
ストックの並べ方はここは10個ずつ、そこは8個ずつ、そっちは5個ずつ…
例え商品を床に落としたり潰したりしてもマダムの許可無しに捨てるのもダメ。
ケーキやチョコの並べる方向、メモの書き方、あれやこれや…徹底管理！

以前ここで働いていた日本人の方に聞いた話によると実は結構人の入れ替わりが激しい職場だとか。2週間足らずで辞めた人もちらほら。

その原因がこういう細かいところのようです。
私は全く気にならないけど、そう言われれば上司エミリーも同じくかなり細かい。

今のところ私には優しいですけど嫌いな人にはキツく当たるとか… こ、こわい！！(；ω；)
全然そんな風に見えないけどなぁ。

でもフランス人にかなり多いですそういうタイプ。
前の語学学校の先生達も今の寮のディレクターのマダムも、好きな人とそうでない人への対応が全然違う。
幸い先生も寮のマダムも私は大好きだったしあちらからもかなり気に入ってもらっている(いた)みたいなので今のところ嫌な思いはしていませんが…(^_^;)

日本人のように『愛想』とか『建前』とか存在しないんですかね。

話が逸れましたが仕事の話に戻ると、今日エロディに注意されたことの一つにカルチャーショックがあったのでブログに書こうと思いました。

普段夜のシフトは2人のところ今日は土曜日なので4人体制でした。
18時からは片付けの準備を始めつつ接客しつつなのですが、私が店内の拭き掃除をしているうちにも続々お客さんが。

ここで日本人の皆さんにはきっとお分り頂けると思うのですが、お客さんが待っていたら普通自分の手を止めて接客を優先しますよね？

店頭では2人が接客していたけどまだ待っているお客さんが複数いたので接客に行こうとしました。

…と、エロディに接客は2人でするからあなたは今はその掃除だけをしてと言われました。

えー、でも待ってるお客さんめっちゃ私を見てるよ！！！(笑)
いやー、新卒で百貨店で働いていたこともあってついハラハラしてしまいます。お客様待たせて片付けしてたらクレームになっちゃいますよ。

日本人感覚なら絶対お客様待たせたらダメ、いつでもお客様一番。

でももう一人の同僚カミーユも沢山お客さんが待ってる中でも平然とショーウィンドウを拭いてました。
こないだもオレリーも、お客さんが並んでも私が接客するから私は裏のことを先にして良いと言っていた気がする…

思えば逆に自分がお客さんの立場の時、フランスではどこに言っても必ず待たされるし誰も急がない。むしろ急いでほしいけど本当に平然としてる。

ということはお客さんもそういう対応に慣れてるから待たせてもクレームにはならないんだなぁと思いました。
私がもたもたして待たせても日本のように「ちょっと早くして！」なんてのは言われたことありません。

あと前に働いたレストランではモップがけをしているうちにお客さんが来て、普通これから食事する人の横でモップがけは良くないかなと一旦後ろに引っ込もうとしたんですが、シェフに続けて良いと言われました。
お客さんの真横ですけど…(´ｰ｀)

つまりフランスでは自分の始めた仕事を最後まですることが大事なのかなと最近気付きました。

まだこれに慣れなくて違和感を感じます。

あともう一つカルチャーショックなのが、上司がよくコーヒーを淹れてくれます。
名前呼ばれると仕事の指示だと思って飛んで行くのですが、「コーヒー飲む？」だったりする(笑)

これがいつも地味にどうしたら良いのか分からなくて有り難く頂くには頂くのですが、
自分の今の仕事は先に済ませた方が良いのか、せっかく上司が淹れてくれたからすぐに飲んだ方が良いのか…

迷った結果いつもとりあえず一気に飲んですぐコップを洗って仕事に戻ります(笑)

前の職場でも飲み物はよく貰いました。
ある時は奥さんがハーブティーを淹れてくれたり、お店で売っている飲み物勝手に取って良いよと言われたり、朝はコーヒーも飲んだりしました。

働き方も日本とは違う点が沢山あって面白いです。
とりあえず今はエロディのご機嫌を損ねない働き方を日々模索中。ひとまず手が空いたらすぐ次にこの仕事して良いか？とか他にすること無いか聞くことにしました。

今週はもう32時間まで働きました！
残り3時間〜！(>_<)

ほた

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