トリコロールの日々

28歳OLのフランスワーホリブログ

ワーホリで仕事を辞める場合? 労働契約解除編

Bonjour !


無事にパリからディジョンに戻って今日はお洗濯したり寮でだらだら安心しきっています。


お部屋からの景色。平和そのもの


慣れない街で会社の場所探して面接して、って疲れますよね。新卒の就活を思い出させます。


しかしフランスで仕事を見つけるのは勿論大変ですが辞めるのも結構勇気が要りました。


仕事の探し方やCV(履歴書)、LM(動機書)の書き方はネットに沢山載っているけど、辞める時にどうしたら良いかはあまり無い。
まぁ普通みんなやっと得たお仕事辞めませんもんね(^-^; 本当はそれがベストです。


私は辞めても後悔しない確信があったのと、早く言わないと後々ややこしくなるのが分かっていたので思い切ってすぐに辞めましたが、それでも守るべきルールはあります。
なんせ書類社会のフランス!
自分の身を守る為にも何でもキチンと書類で残した方が絶対に良いです。


今回でそのことを痛感しました。



おかしな話ですが私は労働契約書の契約期間が始まる前から働かされていて、実質まだ契約前に辞めたのです。始まっても無かった。
あまり深く考えず言われるまま働きに行っていたお馬鹿さんです(´∀`; )


だから私には法的にお給料を請求できる権利がありません。シェフも悪人では無いから最初は払う気はあったと思いますが、揉めた今となっては彼にそんな気は微塵も無いです(笑)



大家さんとも住む予定のアパートをキャンセルして保証金を払えだの何だので揉めました。
しかしそれも、アパート契約の書類を交わす前だったのでいくら大家さんに脅されようが結局はあちらも何も出来ないのです。
本当に書類が全てのフランス。
自分がちゃんとしている場合は良いけど、ある意味恐ろしいですよね。


ただいくら契約期間前と言えど、後々何か言われない為にも労働契約解除のレターは書いた方が良いらしい。
日本と違って訴えるのはかなりお金と時間がかかるから多分大丈夫だけど、予告なしで店に損害を与えた、住むところも手配したのに、と最悪の場合訴えられるかもしれません。…と相談した日本の恩師からも言われました。


フランスで訴えられるとかなにそれ怖い(o_o)


でもあちらが明らかにおかしい場合は、こちらもprud'hommesに言いますよと強く出ることも出来ます。私はいずれにせよ怖くてそんな強気に言えませんが。
(conseil des prud’hommes=フランスの労働裁判所。労働関係から生ずる個別的紛争を労使代表を審判官とする二者構成の司法機関で処理しようとするもの)


普通はお仕事を辞める場合事前通告が必要です。
24時間前までに正式なレターがパトロンの手に渡るように皆さまご注意です!



で、そんなこと言ってもどうやって書くかちんぷんかんなのでググって頑張ろうと思っていました。
そしたらまさかのその時Airbnbで滞在していた家のムッシュが全て書いてネットで書留手配まで済ませてくれました!
本当に優しすぎる…この家のご夫婦には感謝しかありません(ノ_<)
少し特殊なパターンなので需要は無いかもしれませんが、一応こういうものだよという紹介としてその時の契約解除レター公開します。


名前や住所は適当に変えてあります。


https://www.easycdd.com/LEGISLATION-CDD/FIN-du-CDD/Rupture-du-CDD-en-periode-d-essai
試用期間中のCDD契約解除について(フランス語)



困っている時は困っているとまわりに素直に言うのが一番良いです。
アジア人差別を受ける時もあるしフランス人冷たいと思う時も多々ありますが、困っていると他人でも本当に信じられないくらい快く助けてくれるのもフランス人だと思います(*^_^*)



ワーホリで遭遇する大変な思いも全て勉強!
無駄じゃない!
実際無事にその街を脱出して平和が戻った今となっては、フランスでお金で揉めるなんてなかなか出来ない経験だし勉強になったなーと思っています。


大学生の時にも一ヶ月フランスでホームステイしたことがあるのですが、ステイ先で戸棚の取っ手を壊してしまって死ぬほど怒られて、当時まだ全然フランス語出来なかったのに『弁償』とか『保険』とか『払い戻す』なんて単語はその経験のおかげで即頭に刻まれました( ̄▽ ̄)



つまり失敗は成功のもと。明日も強く生きよう。


ほた





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